韓国教育財団について
財団の歩み
財団の始まりと発展
韓国教育財団は、故郷を離れて言葉はもちろん風俗や習慣も知らない日本という異国の地に渡ってきた「在日一世」の世代が、次代を担う子供たちに最高の教育を授けたいという思いから設立されました。1963年に設立した韓国教育財団の前身となる「在日韓国人教育後援会」の始まりは、在日同胞子弟に対する熱い思いが形となった瞬間でした。その後、韓国政府からの財政と在日同胞の寄附が加わり、1973年に韓国教育財団は財団法人として日本政府から認可を受け、今に至ります。
1946年
「在日本朝鮮居留民団」が発足
祖国の光復を日本で迎えた在日同胞たちは、「在日本朝鮮居留民団(※)」を発足し、民族的権益と生活権確立を目指して団結。(※現、在日本大韓民国民団)
1948年
大韓民国政府樹立
1963年
「在日韓国人教育後援会」として発足
韓国政府の支援と多くの在日同胞からの寄附を受け、韓国教育財団の前身となる「在日韓国人教育後援会」 が発足。
1965年
韓日基本条約調印
1966年
奨学金支給を開始
1973年
「財団法人 韓国教育財団」として認可
1973年2月に日本政府から財団法人の認可がおりたことを受け、4月に創立総会が開かれ「財団法人 韓国教育財団」が設立。
初代理事長として許弼奭が就任。
1988年
ソウルオリンピック開催
近代〜新しい時代に向けて
これまでの60年間、韓国教育財団は在日同胞社会、韓国政府が資金、知恵、人員を集めた結果、多くの学生に対する支援だけでなく、様々な分野において事業を拡大させてきました。これからは財団100年目を見据え、学生への支援はもちろん、韓国と日本の間での教育・文化交流、学術研究の推進に尽力し、さらなる発展と成長を目指して参ります。また、韓日両政府及び在日同胞社会の協力のもと、未来を展望し次世代に向けた新たな挑戦を積極的に進めていく所存です。
1995年
第2代理事長として李根植が就任。
財団主催の韓国語能力検定試験を開始
1975年から林間学校などの交流を促進、1995年10月からは韓国語講座を実施し、12月には財団が主体となり、韓国語能力検定試験を開始。
1997年
韓国政府主催の「韓国語能力試験(TOPIK)」へ移管
1998年
韓日共同宣言
第3代理事長として陳源烈が就任
1999年
第4代理事長として徐東湖が就任
2002年
韓日ワールドカップ開催
2003年
「碧夆奨学基金」を設立
グローバルな活躍を目指す若者の夢を応援したいという想いから、出資者の号をとり「碧夆 (ビョクポン) 奨学基金」を創設。
2013年
内閣府より「公益財団法人」として認定
2023年
創立60周年を迎える