エピソード
寄附者のエピソード
タクシードライバーを生業とし、たまにお客さんからチップをもらう。『在日同胞青少年の教育に少しでも役立ちたい』というかねてからの想いより、寄附をされたとのこと。以来、毎年12月に同額の寄附が振り込まれ、それが18年続きました。
大阪在住、タクシー運転手、50代男性(在日韓国人)
ひとこと。「今日はいくらチップが集まるかな?と思えば、仕事もまた楽しいものです。」
とある日、駐日韓国大使館へ電話が一本。韓国人に役立てるよう寄附をしたいとのことで、大使館側が財団を紹介したところ男性がご訪問。本人は、体調がすぐれないため私(息子)に託したとのことで、寄附金100万円をご持参。過去に韓国へ色々迷惑をかけてしまった。その償いとして是非とも韓国人の学生へ役立てて欲しいとのことでした。
横浜在住、職業不明、40代男性(日本人)
実は、当財団の奨学生。奨学金のおかげで無事大学を卒業することができ、就職も決まり数年勤務している。自身のみならず妹も、財団からの奨学金を受けている。お礼の意味も込め、財団へ貢献したいとのことで3年間寄附をされました。
東京在住、テレビ局勤務、30代女性(在日韓国人)
父親を早くから亡くし経済環境が苦しかったため、高校は住み込みのバイトをして学費を工面。血のにじむ努力により大学まで卒業したが、在日ということで職に就くことができず、医者になることを決意。苦しい生活のなか、半年に1度民団から支給された奨学金と食パンが何よりの楽しみだった。今の若い学生にはこんな思いをさせたくない。
青森在住、医療従事者、60代男性(在日韓国人)
『お金が無く、頼れる人もいない恐怖は誰よりも身に染みて知っている』