歴史

韓国語能力試験(TOPIK : Test of Proficiency in Korean)は、韓国語を母語としない在外同胞および外国人に韓国語学習方向を提示し、韓国語を広く普及させるために韓国政府が計画し、全世界を対象に実施する試験です。大韓民国政府が公認する唯一の韓国語能力評価であるため、外国人が韓国留学や就職を希望する時に韓国語能力を証明する手段でもあります。

2023年現在、世界97カ国で韓国語能力試験が施行され、受験者数は約35万6千人です。 日本では39都市で60ヶ所の試験会場を運営して、毎年約4万人が受験しています。

最初の韓国語能力試験は日本から始まりました。駐日韓国大使館と韓国教育財団は、韓国所在大学の教授5人と日本国内の韓国語教育者7人など計12人で構成され「韓国語能力検定試験」を研究開発しました。1995年末に東京など5大都市で模擬試験が開催され、韓国教育財団では問題点などを補完させ、翌年5月19日に札幌·仙台·東京·新潟·名古屋·大阪·広島·福岡の8都市の会場にて第1回韓国語能力検定試験を開催しました。

国語能力検定試験は当時、日本国内において韓国語を学習している数万人の在日同胞および日本人の韓国語学習能力を評価できるという効用性を証明することに成功しました。しかし、外国語としての韓国語能力をもっと客観的に測定し、全世界の韓国語学習者を対象に信頼度を備えた公認された試験が必要だという要求が増えました。これに答えるという形で大使館と韓国教育財団は韓国の関係機関との協議を経て、1997年から韓国学術振興財団(現在の韓国研究財団)が全世界を対象に実施する「韓国語能力試験」を主催することになりました。

以降、韓国語能力試験は1998年度までに第1回、第2回試験を韓国学術振興財団が主催し、1999年2月に韓国教育課程評価院に主催機関が移行され、2010年までに20回の試験を実施しました。その後、2011年に主催機関が国立国際教育院に変更され、現在に至っています。